マイホームのコーナー (家を建てよう)

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資金編


多額の資金を要するマイホームは現実となるのか、夢と終わるのか、運命の分かれ道は資金調達とその後の返済能力にかかっています。 夢を実現するためにもちょっと覗いてください。

関連リンク →  <別途費用編>  <住宅金融公庫の条件>

<1> 頭金は無くてもOK?
 

通常頭金は購入価格の20%前後のお金が必要と言われています。これは、住宅購入資金を借り入れる場合、物件の査定価格(購入価格に相当)の80%が融資の目安になっているからで、実際は住宅金融公庫や銀行ローンなどを併用して100%近く借り入れるケースが多く手持ち資金として20%の資金を別途費用に充てる人が多いみたいです。その場合銀行などを利用したら担保として抵当権を設定されますのでご注意を!


<2> 返済金額は年収の2~3割
 

これは住宅金融公庫の規定に沿った返済額で、毎月返額の5倍以上の月収を目安として借りられます。つまり、月収の5分の1程度が無理のない返済額と考えられているからです。各種住宅ローンを調べて ご利用は計画的に!


<3> 金利が安い住宅金融公庫
 

住公(住宅金融公庫)の金利は公的なものだから長期的に安定していますが、短期的には銀行ローンの方が安い場合もあります。又、住公はもっとも一般的な融資で、さまざまな条件が細かく設定されていますが、窓口は各銀行の殆どが受け付けていますので、利用しやすくなっています。
住宅金融公庫の融資については、下記に詳しくまとめています。


住宅金融公庫の融資条件

 
金利は最低。でも条件が厳しい 住宅金融公庫
 

家を建てるなら住宅金融公庫がもっとも一般的で金利も低い(しかも固定金利)のですが、
条件が細かく設定されています。
また、これらは融資条件や融資額にも大きく影響してきます。


利用者自身の条件

自分で所有し住むための家(申込者本人で登記された家)であること。
自己所有でなくても以下の条件を満たせば借りることができます。
共有名義で共有者が申込人と同居し申し込み本人が共有持ち分の二分の一以上を所有すること。
(将来同居予定で返済の後継者(親子リレー返済)や、本人か配偶者の親族が連帯債務者になる場合は可)

(日本人)日本国籍所持者か一定の条件を満たした外国人であること。

申込日現在、70歳未満であること。
ただし、以下の条件すべてに当てはまる連帯債務者(後継者)でローン返済を継承する場合であれば可。
  (1)本人の子供であること(子供がいない場合は、配偶者以外の親族でもよい)
  (2)同居か将来同居すること
  (3)後継者が70歳以下であること
  (4)公庫融資を受けていないこと

毎月の返済額の五倍以上収入があること。
ただし、満たない場合でも以下の条件にすべて当てはまる同居人(予定者)の月収を必要月収の半分まで合算できます。 (本人の月収額と同額が限度)
  (1)直系親族か婚約者であること
  (2)連帯債務者になること
  (3)70歳未満であること
また、四倍以上の収入があれば住宅債券積み立てを利用できます。

ここまで条件を満たせば利用者条件はクリアです。
次に住宅の条件です。

建てる住宅の条件

住居専用か店舗付き住宅。
店舗付きの場合、 入居者が店舗を使用し住宅部分の*床面積が店舗の半分以上であること。

住宅部分の*床面積が約24~85坪以内であること。
敷地が約30坪以上であること

上記条件以外でも、公共事業による移転一年以内に災害で住居を失った・過疎地域活性化特別 処置などによる移転・昭和57年1月2日以後に分筆、分割していない敷地、等に当てはまれば融資を受けることができます。

建設費が公庫の定める限度額以内であること。
公庫融資個人住宅建設基準に適合 。

*床面積とは車庫や地下室をのぞいた部分 


これらの条件を満たせば融資を受けて家を建てることができますが、融資額は基本的に建設費の
80パーセント(住宅基本融資額)まで
です。
しかし、下記の追加条件に適合すれば幾つかの追加融資を受けることができます。

住宅基本融資額

公庫が定める建設基準に適合した住宅で、規模や構造によって金利などが変わります。
最も低い基準金利の条件を満たすには、約53坪以下の住宅で共通基準を満たし、バリアフリータイプか省エネタイプの基準を満たす必要があります。
 <共通基準>
   主に柱の太さなど、建物の構造強度に関する条件です。
 <バリアフリータイプ>
   階段の手すりや段差など高齢者に対して配慮された条件です。
 <省エネルギータイプ>
   主に断熱性能についての基準です。

 <追加融資の条件>
 本人の年収が300万以上で収入合算後の世帯収入が400万以上

(3大都市は別設定) 


追加融資いろいろ
(それなりに条件がありますが・・・)

 特別加算額

公庫の基本融資を利用できる人は誰でも利用できます。融資額は住宅の条件によって異なりますが1000万円が限度になっています。利率は若干高めの設定になっています。


 割増融資額

長寿対応住宅・環境共生住宅・長期耐用住宅などの住宅の場合に基本融資と同じ、金利条件で借りることができます。


 債権加算額・郵貯加算額

住宅債券積立制度や住宅積立郵便貯金預金者融資制度を利用して積立を終了した人が利用できる。金利は基本融資と同じかやや高めの設定。


土地も同時に購入する時に利用できる追加融資。

  土地融資額

一定条件を満たした土地で、購入後住居を建てる場合に利用できる制度です。地域や面 積に応じて細かく設定されています。金利は融資を受ける住宅と同金利です。


 土地融資利用者特別加算額

土地融資を利用できる人は誰でも利用できます。融資額は住宅の条件によって異なりますが1000万円が限度になっています。利率は若干高めの設定になっています。



------ 資料 ------

住宅基本融資額と特別加算額

地域区分3(佐賀県)

基本融資額

生活空間倍増緊急加算額

特別加算額

住宅床面積

木造
一般

耐火
準耐火
耐久性木造

土地融資を
利用

土地融資を
利用しない

600万

80m2~100m2以下

670万

750万

250万

150万

100m2超~125m2以下

760万

830万

125m2超~175m2以下

1220万

1290万

500万

300万

175m2超~280m2以下

1520万

1590万



土地融資額

佐賀市E
 佐賀市以外F

100m2以上
  140m2未満

100m2以上
  180m2未満

180m2以上
  215m2未満

215m2以上

特別加算

E

270万

330万

390万

440万

400万

F

210万

250万

300万

340万



土地融資の条件

前々年度の四月一日以降に購入、または予定の土地で住宅融資と併せて利用する。

購入する土地は土地区画整備事業地である。

この条件に当てはまらない場合は以下ををご覧ください。

1.公庫の融資を受けて造成
2.住宅・都市整備公団や地域振興整備公団による造成
3.新住宅市街地開発法に基づいて造成

この条件に当てはまらない場合は以下ををご覧ください。

1.開発許可(都市計画法)を受けて造成
2.公的事業主体(住宅供給公社等)が造成した土地
3.優良住宅(租税特別処置法)の認定を受けて造成
4.三大都市圏内で幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接した土地

この条件に当てはまらない場合は以下ををご覧ください。

1.公共事業による移転
2.申し込み前一年以内に水害などで住宅を失った
3.過疎地域活性化特別処置法などによる移転



上記のいずれの条件にも当てはまらない時は、融資は受けられません。


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